会社の数字の分析には特別な知識は必要ない!?
こんにちは、東京千代田区の都丸税理士事務所の代表税理士都丸です。
当事務所では、会社設立、創業支援、創業融資等、会社経営に関わる様々なサポートを実施しています。
本コラムでも決算書についてはご説明しましたが、経営者は、この決算書の数字をどのように見たらいいのでしょうか?
「決算書の数字の分析」というと、とても難しいことのように感じられるかもしれませんが、分析には特別な知識は必要ありません。
では、どのように分析したらいいかを今回のコラムでお話ししたいと思います。
【会社の数字の分析には特別な知識は必要ない!?】
貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)から読み取った数字を、いかに経営につなげるか。
経営者が、決算書の数字を分析するのに必要なことは、数字を「細かく比べる」ことです。
簿記の知識などの特別な知識が必要というわけではありません。
とにかく「細かく比べる」。
このことが重要になります。
売上の合計金額だけを見ていても何も分かりません。
売上を細かくして比べることで、変化に気づくことができるのです。
そしてその変化に会社の問題点、今後改善すべき点が隠されているのです。
【売上を細分化する】
例えば「売上」を細分化してみます。
・月別売上
・部門別売上
・顧客別売上
・支店別売上
・商品別売上
・担当者別売上など
売上一つとってもこのように細分化できます。
そしてこのように細分化すると、売上高は、売上単価×売上個数ですので、
ここから、売上単価を上げるか、売上個数を上げるかなどの戦略を打ち立てることもできます。
【どのように数字を比べるか?】
では、次にこの細分化した数値の比べ方をお話ししましょう。
前年同月で比べる
前年同月で比較します。
両方の比較をしたうえ、異常な数値がないかを確認します。
同業者比較
同業者の数字はとても気になるとは思いますが、形態、規模などすべて同じ業者はいませんので、
比較する場合は、あくまで目安という考え方で比較するとよいでしょう。
予算や目標との比較
自社で設定した予算や目標の数値に到達できているかの比較です。
月別推移を確認する
月別に数字を見ると、正しく記録されているかが確認できます。
ある月だけ数字が大きい、小さいなどを発見した場合は、何かの記録ミスかもしれません。
また金額だけでなく、率も重要です。
「粗利率」や「営業利益率」は、必ず確認すべき項目です。
年別推移
年別の推移表を作成するのもとても分かりやすいと思います。
単月の数字を見ただけではわかりにくかった業績の傾向が場合もあります。
【まとめ】
これまでお話ししましたように、数字というものは、単独で見ても意味がありません。
そして、特別な知識が必要なのではなく、とにかく細かく比較すること。
このように数字を細分化して比べることで、経営する上での新しい発見があると思います。
会社設立して間もないという方は、特にいろいろな疑問や不安もあると思います。
安心して、何かご質問等ありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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