経営者が違和感を感じたときは、徹底的に調べるべき!
こんにちは、東京都千代田区の都丸税理士事務所の代表税理士都丸です。
当事務所では、会社設立、創業支援、創業融資等、会社経営に関わる様々なサポートを実施しています。
前回のコラムで、経営者の数字の分析方法についてお話しましたが、
この数値分析で、数字に違和感を感じる場合があると思います。
この経営者の「違和感」。
実は正しいことが多いのです。
そのため「違和感」を感じたときは、徹底的に数字を調べてください。
【違和感の原因は?】
経営者が数字をみて違和感を感じるときは、次のような場合でしょう。
・経費削減したはずなのに、思うような数字になっていない。
・利益が出せているはずなのに資金繰りが厳しい。
・儲かっていないはずなのに、予想より利益が出ている。
このような違和感を感じる原因は次の2点です。
1. 数字が間違っている
2. 経営に変化が起きている
1の場合は数字を修正すれば良いだけですが、
2の場合は変化の原因を探り、しっかりとした対応が必要になります。
【チェックポイントについて】
違和感を感じた場合は、次の3点をチェックするとよいでしょう。
貸借対照表(B/S)にマイナスがないか確認する
貸借対照表に表示される残高は、基本的にはプラスになるものです。
損益計算書(P/L)の推移表確認
月ごとの数値の再確認をし、他の月と明らかに異なった数値が記録されていないかを確認する。
貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)を前期と比較する
大きく増減しているところがないか比較する。
【まとめ】
これらのように数字のチェックをするのは、異常値を見つけるためです。
「粗利率が下がっている」
「費用が増えている」
「売上が落ちている」
など数字で発見できれば、すぐにその対応策を講じることができます。
経営者の勘は、とても鋭い場合が多いです。
違和感を感じた場合は、その感覚に自信をもって、数字を確認するようにしてください。
会社を設立して間もないという方は、特にいろいろな疑問や不安もあると思います。
安心して、何かご質問等ありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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